寺院建設は、高幡不動尊金剛寺様のご用命で昭和30年頃より修理及び営繕に始まり、交通 安全祈願殿・五重塔・本堂(大日堂)等々の工事を賜わり、伝統的な工法に最新の技術を加え、建物の隅々にまで心の通 う施工をつとめています。  
   
高幡不動尊金剛寺本堂(大日堂)改修工事

金剛寺五重塔は戦後建立された五重塔としては、大阪四天王寺、東京浅草寺に次ぐ3番の塔です。昔の木造の塔の内部は構造材が入り組み、一般 には昇降出来ませんでしたが、本塔は心柱の廻りを螺旋階段で昇降でき、壁面 の釈迦の一生を描いたレリーフ(佛伝彫刻)と一体ごとにしぐさの異る千体佛があしらってあり、このレリーフは長い佛教の歴史の中で佛伝彫刻を始めて本格的に日本等実現したものです。又、塔の深い軒の出を支える三手先出組(みてさきぐみ)構造システムは近代工法によるこれまでの見せ掛けの装飾意匠ではなく、木造構造と同様に実際の構造に生かされております。
本塔の姿形は、日本の過去のすべての塔を厳密に比較研究の上、理想の形を決定したもですが、奈良海竜王寺五重小塔の様式に極めて近いもので金剛寺五重塔は奈良時代の幻の五重塔の迫力を現代に再現したものであるといえます。その他屋根瓦に用いられた特殊表銅瓦を始めとし、塗料材など本工事の為、新たに開発された材料、工事、技術等も少なくありません。
 
   
高幡不動尊金剛寺五重塔造営工事

■五重塔/鉄筋コンクリート造
■総高/39.80m(基壇階屋上:地上地盤面より相輪上端まで)
■基壇階/信徒大ホール(礼堂) 寺宝収蔵庫聖階段室面積1,160m2
■設計管理/早稲田大学理工学部教授 工学博士 渡辺保忠


高幡山金剛寺
 茶室新築工事
 庫裡新築工事
 五重塔造営工事
 本堂改修工事
 事務局改修工事
 宝輪閣造営工事(J.V)
 手水舎新築及びその他工事
 交通安全祈願受付所新築その他工事
 渡廊下新築工事
 五部権現社移設及びその他工事
 奥殿造営工事(J.V)
 五重塔地下及び1階部分塗装その他修繕
 別院観音院新築工事
 五重塔聖堂改修その他工事
 五重塔外部塗装工事
 五重塔トイレ改修工事
 客殿防水及び外壁改修工事
 事務局屋上防水改修工事


平水山寿徳寺本堂新築及び墓地造成工事
威徳寺庫裡増築工事
広園寺隠寮造営工事
八幡山最照寺本堂造営工事
妙桜寺本堂改修工事
徳善院客殿庫裡造営工事

三沢八幡神社造営工事
高幡八幡神社造営工事
百草八幡神社造営工事
諏訪神社造営工事(多摩市)
神明神社社殿造営工事(日野市)
石明神社造営工事(日野市)